うさるのバスケを素人目線であーだこーだ

「お前らの常識は通用しねえ。素人だからよ」 たぶん東地区多め。

【2018年バスケ天皇杯決勝】祝千葉ジェッツ天皇杯二連覇!! 千葉ジェッツVSシーホース三河戦反省会 INテレビ 

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2018年バスケ天皇杯決勝結果

千葉ジェッツ89〇-✖75シーホース三河

 

千葉ジェッツやったああ! 天皇杯二連覇達成! おめでとうございます!

千葉ジェッツ一押しの自分としては、千葉の良さ、千葉らしさが思う存分楽しめて、興奮が抑えきれない試合だった。

 

昨日の準決勝後の心配は、何だったんだろう?

準決勝川崎戦の強さ、安定感、自信はどこへ……というくらい、ボロボロに崩れてしまった三河。

絶対的な強さなんてどこにもない、普段の強さが容易く崩れる流れの怖さというものを身に染みて感じた。自分が三河の選手やファンだったら、トラウマになりそうな試合…。

 

三河は決して、地力では千葉に劣っていたわけじゃない。

昨日の試合を見たあとでも、地力では(特にインサイドは)三河のほうが優っていると思う。

第一クォーターは、それがよく出ていた。三河のほうが力は上かな、と思ったし。

一体、どこが勝負の分かれ目だったのかを中心に見ていきたい。

 

第一クォーター 21-22

千葉もところどころらしさが出ていたものの、全体的に三河ペースだった。

桜木の強力なポストプレイからの展開。オルトンとの連携でインサイドにマークを集めて、自分がいけるときはいき、いけないときは比江島や金丸に上手にパスをさばく。

昨日の川崎がさんざんやられたパターンだ。

 

ところがそのオフェンスの起点となる桜木が、開始15秒でいきなりファウル。

フリースローの成功率がリーグ2位の金丸が、ミドルシュートを外すなど、先の展開のフラグとなるような立ち上がりだった。

 

千葉のスタメンは原だけれど、金丸にあっさり抜かれている…(´・ω・`)

比江島や金丸を抑え込むなら、絶対に石井のほうがいいって! シュートは原のほうが入るかもしれないけれどさ、石井の本領は相手が嫌がるくそしつこいディフェンスだから。

と思ったら、すぐに出てきた。がんばれ石井。

 

三河は落ち着いた立ち上がりだったし、最後もいい終わり方をしたけれど、オルトンのトラベリング二回と桜木が早くも2ファウルとインサイド陣に不吉な予感が漂う。

 

第二クォーター 26-20

千葉は阿部が出てきた。西村をずっと出すわけにもいかないしな。

三河は、阿部に対して狩俣をマッチアップさせて、橋本をベンチに下げる。

阿部が狩俣に抜かれると、石井がヘルプに行って、比江島が空いちゃうんだよ~~、頑張ってくれ。

ただ、地力自体は阿部のほうが上のよう。三河はすぐに橋本に交代。

 

千葉は三河への対策をちゃんとしている。

オルトン、桜木といった強力なインサイドには、ボールが入らないようにディナイディフェンス。激しいポジ争いで、リズムを狂わせる。

こういうのが地味に効いてきたのか、オルトンはまたもやトラベリング。あげくにオフェンスファウル。

こうなると本人も何が何だかどうしていいのか、という感じだろうな。

そして桜木が残り4分34秒で、ファウル3つめ!

まだ第二クォーターが半分終わったところだぞ。とりあえず、後半までは怖くて出せないだろう。

 

インサイドの手が縮んでいるから、リバウンドもとりやすくなる。Dリバからの速攻、小野のスリー。

これぞ千葉のバスケだ。

 

一方、三河のバスケはガタガタになりだす。ついにオルトンがローポに入るんじゃなく、スリーを打ち出した。

いや…入ったからいいけどさ。でも、どうなのかね。いつもの自分たちのバスケができなくなっている。

 

第三クォーター 29-12

三河のポストプレイがまったくうまくいかず、スリー対決の様相を呈してきた。

ポストにいる桜木やオルトンに入れると、みんなでディフェンス。たまらずパスを出すとカットインして速攻。

自分たちの得意な形に持っていけた千葉は、完全にリズムに乗っている。

小野、スリー入りすぎだろう。シューターか。

三河は昨日の川崎の状態になっている…。一夜にして、別チームのようだ。

 

インサイドを抑えると三河がまったく機能しなくなるのは、外にいる比江島や金丸もしっかり抑えて仕事をさせていないからなんだよね。

比江島をしっかり抑え込んでいる、石井のディフェンスを評価して欲しい~。金丸と小野は、まあお互いにディフェンスはやられているしな。うん、小野は小野で点をとっているからいい。

 

オルトンがファウル三つで下げられ、桜木もファウル四つ目。

うわああ、どうするんだろう。と思ったら、シューター四人体制か。

シューターが生きるのって、チームが自分たちのバスケができていてリズムに乗っていて、リバウンドが強力な場合だからさ。この方法しかないのは分かるけれど…。

 

そして比江島もファウル三つ目。この辺りで勝負がついたな、という感じ。

点差もあるけれど、自分たちのいい面をすべて失って、決勝にくるような強いチームに勝てるはずがない。

 

第四クォーター 13-21

だいぶ点差は開いたけれど、三河は最後まで諦めなかった。この辺りは川崎は見習って欲しいな。

 

総評

終わってみれば、千葉の圧勝。

富樫を欠いてもこの強さ……というよりは、解説でも言っていた通り、富樫がいないときの、別の千葉の強さを見た、という感じだった。

ボールがよく回って、富樫以外の速い選手も自由に動けている感じがある。

富樫がいると、全員が富樫に合わせて動かないといけない。合わせられるのがベストだけれどなかなか難しい。

西村がPGをやっているときのほうが、チームとしてまとまって安定していて、総合力は上のような気がする。

それだけ富樫がすごいプレイヤーだ、ということなんだけれど。

 

千葉はオフェンスのチームのイメージがあるけれど、どちらかと言うとディフェンスに本領があると思う。今回の決勝も、ディフェンスで三河のリズムを崩したからこそ、自分たちの得意な展開に持っていけた。

千葉のエドワーズやパーカーは、川崎のファジーカスや鎌田とはひと味違う。桜木やオルトンに楽にプレイをさせない。それが桜木のファウルトラブル、オルトンの度重なるトラベリングにつながったんじゃないかな。

 

そして乗せると面倒な比江島や金丸には、しつこいくらいディフェンスをして仕事をさせない。

イライラさせてリズムが狂えば、シュートは入らなくなる。シュートが入らなくてリバウンドをとらえて速攻をくらえば、ますますシュートを打ちづらくなる。

比江島や金丸にマッチアップした石井と小野は、数字に出ていないけれど大きな働きをしていると思う。(小野はシュートも決めているけれどさ)

こういうチームのために、ディフェンスを頑張れる人がやっぱり好きだわ~。

 

今回は大差で負けたけれど、第一クォーターの安定感を見ると、三河が強くて怖いチームなのは変わりがない。次回は三河らしい、強力なポストプレイと外からのシュートが連携したバスケを見たい。

 

千葉ジェッツ、優勝おめでとう!

Bリーグもこの勢いにのって、がんばってくれ!

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