うさるのバスケを素人目線であーだこーだ

「お前らの常識は通用しねえ。素人だからよ」 たぶん東地区多め。

【2018年バスケ天皇杯準決勝】シーホース三河VS川崎ブレイブサンダース戦反省会 INテレビ

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すごく楽しみにしていた一戦。

三河は強いチームだな、と思ったけれど、川崎も調子が上がってきているし面白い勝負になるんじゃないかと。

 

結果は

シーホース三河87〇 - ✖68川崎ブレイブサンダース

 

三河強すぎ。

 

第一クォーター 23-13

最初から三河の強さがさく裂する。

インサイド陣に差がありすぎる。

 

三河の桜木JrとオルトンVS川崎の鎌田、ファジーカスじゃ勝負にすらなっていない。

オフェンスは桜木にボールが渡ってポストプレイされたら終わり、ディフェンスは川崎のインサイド陣をゴールに寄せ付けさえしない、リバウンドもとらせない。

第一クォーターを見ているだけで、川崎に勝てる要素が見当たらない。

オフェンスは基本的に外の辻、中のファジーカス頼みの川崎だけれど、この二人がそろって調子が悪い。どうなっているんだ。

 

でも桜木相手に鎌田は本当に頑張っていたと思う。ボールに絡まない位置でも、激しいポジション争いを頑張っていた。

三河はシューターも精鋭が揃っているから、外も空けられない。(昨日の新潟戦の金丸とか神がかっていた。比江島は、絶対にマーク外せないしな)一対一でとりあえず何とかしようしていた。鎌田は本当に頑張っていた。

 

それに比べて、ファジーカスは本当にディフェンスしねえのな。昨年の天皇杯決勝のジェッツ戦でもやられたい放題だったじゃないか。

シュートを見るとすごいなとは思うけれど、、、、、今日はオフェンスも調子悪いからな。

 

インサイドは機能しない、外からも打たせてもらえない。

結局、篠山や藤井がドライブなど奇襲をしかけて点をとっていたけれど、こんなの毎回通じるパターンじゃない。

「ただ、川崎もシュートは打っているけれどゴールに嫌われているだけで、内容的には悪くないのかも……」という気持ちが、たぶん対策を遅らせたのだと思う。

 

第二クォーター 15-8

第二クォーターは三河オルトンとバッツVS川崎アマンドソンとデービスだったので、少しは変わるかなと思ったけれど、大して変わらなかった。

そういえば、4日の準々決勝の新潟VS三河でも、新潟のガードナーが得意のポストプレイをやらないからどうしたんだろう?と思った。三河のインサイド陣相手じゃあ通じないということか。

 

さすがに何とかしないとまずい。

外は捨ててポストプレイヤーに対してダブルチームで行くか、もしくはディナイDに切り替えるか、強めに当たってガードを抑え込むか。

 

第三クォーター 23-22

おおっ! ちゃんと切り替えてきた! 

オルトンや桜木にボールが渡ったら、すぐに篠山がダブルチーム。

金丸や比江島などシューターは空けられないから、篠山が行くしかない。

 

ハーフライン越えからガードに強く当たり、インサイドにボールが入ったらすぐにダブルチーム。篠山の奮闘はすごい。

三河は外から打つしかなくなるが、落としたらすぐにリバウンドを取り速攻。

こういう川崎が観たかったんだよ~~。

 

「最初からこうやっていれば違ったかも…」と思うものの、ずっと続けられるものでもないし、三河は外も強いから最初から外は捨てようとはなかなか思えないよな。

でも後半がこれで行って、川崎のペースに持ち込めれば…!!

というところで、何故かミスが重なる。

辻のドフリーのレイアップとか……何で外したんだろう……。誰にでもミスはあるけれど、ここで外してしまうとは。

辻は今日はミスが多いし、そのせいかいつもの自信満々な感じがないし、そのせいで打てばいいところで迷ってパスミスする、という悪循環に陥っている。浮き沈みと好不調の波が激しすぎる。

 

そういう波が一切ないのが三河。

普通は相手が違うパターンでリズムに乗ってきたら、少しはバタバタしそうなものだけれど。乱れが一切なし。

落ち着いて対応して、相手がミスをしたり疲れてきたらそこを突く。

強さへの自信、三河の強さを支えていて一番すごいところはそこなのかもしれない。

「自分たちのやるべきことをやっていれば負けるはずがない」

そういう落ち着きを感じる。

案の定、川崎はせっかくリズムをつかみかけていたのに、勝手に自滅している。

 

第四クォーター 26-25

第四クォーターはまともに見ていられませんでした。

三河はもう何をしてもシュートが入る状態、川崎は明らかに心が折れている。

最後の最後で辻が調子が良くなってきたけれど……今さらか~~い。

 

「最後は辻くんに、ちょっとやられましたけれどね(*´▽`*)」

三河の鈴木ヘッドコーチのありがたいお言葉。

勝者の余裕のコメントにしか聞こえん。

 

総評

楽しみにしていただけに、ショックが大きかった。

一体、どうすれば良かったのか。

桜木、オルトンに仕事をさせない、アウトからシュートを連発されてもある程度は仕方ないと割り切るのか。でも準々決勝の新潟戦を見ると、金丸を乗せると恐ろしいことになるのは目に見えている。

金丸、比江島のところは空けないようにして、ダブルチームか。

第三クォーター序盤のやり方が一番良かったとは思うけれど、それもまあ結果を知っているから言えることだ、と言えばその通りだ。序盤からその作戦でいくのは、リスクが大きすぎる。

 

一番の問題は、ファジーカス、辻の状態に大きく左右されてしまう、川崎自身の問題だと思う。三河と川崎の一番の差って、チームとしての安定感じゃないかと思うし。

解説の節政も「個人で何とかしようとするのではなく、チーム全体で点を取りに行かないといけない」って言っていた。

 

昔、アイシンを応援していた身としては、あのころのアイシンよりも強いチームになっていて嬉しいけれど、それ以上に強すぎてムカつく(←失礼)

決勝で、千葉にぜひ敵をとって欲しい。

と、、、とれるかな??

 とりあえず、川崎(主に篠山と鎌田)お疲れ様でした!

 

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