うさるのバスケを素人目線であーだこーだ

「お前らの常識は通用しねえ。素人だからよ」 たぶん東地区多め。

【Bリーグ第17節】2018年1月26日(金)27日(土)川崎ブレイブサンダースVS千葉ジェッツ 感想まとめ

スポンサーリンク

 

すんごく楽しみにしていた東地区3位川崎VS2位千葉の二連戦。

自分が一、二を争うくらい大好きな、川崎の篠山と千葉の西村のガード対決。

一週間これだけを楽しみに生きていた、と言っても過言ではない。(←大げさ)

 

結果は……うーん、なんかすごいことになったなあ。

展開は面白かったんだけれど、内容としては両チームとも甘さが出てしまい、すごく残念だった。

観ている人間以上に、プレイした選手たちが一番それを感じているだろうけれど。

 

一試合ずつ感想。

 

1月26日(金) 川崎87〇 ー ✖80千葉

第一クォーターの千葉のグダグダぶりがひどかった。

ミスが多少あったとはいえ、立ち上がりは悪くなかったと思うんだけれど。

この一戦は、残念ながら篠山と西村の差じゃないかと思う。

西村は篠山とのマッチアップに精一杯で、いつものゲームメイクができていない。

篠山が出ているときは、完全に篠山が場を支配している感じ。だからファジーカス、辻、デービスなど主力はおろか、普段はそれほど目立たたない野本や鎌田、谷口まで調子よくなっていた。

 

解説でもこの辺りのサブメンの成長が、川崎の一番の収穫じゃないか、と言っていた。

篠山は野本がフリースローを決めればベンチも盛り上げるし、インタビューでも自分のことではなく野本や鎌田のことを取り上げている。

まだ20代なのに、この辺りは本当にすごいと思う。

 

篠山と西村は、自分の中では同じタイプ。

常に俯瞰してゲームを見ていて、「自分が自分が」という発想にならない。その時の選択肢の中で「自分がいくことが一番」という計算がはじき出されたときはちゃんと行くし。

こういうタイプの人が、すごい好きなんだよね。

 

ただ一プレイヤーとしては、篠山のほうが一枚上手なんだよな。一対一でやられてしまって、思考がそこに釘付けになってしまうとチームが機能しなくなってしまう。

26日の西村は、まさにそんな感じだった。

「恐らく現段階で俺は河田に負ける。でも、湘北は負けんぞ」

この発想が大事。

チーム全員の能力を最大限に引き出して、チームの力を機能させる、勝たせる、という面では、西村も篠山に負けていない。そこで勝負してくれ~~!

 

第三クォーターはパーカーはキレるわひどい展開だった。川崎のほうは何をしても「入る気しかしねえ」状態だろ~~。

第四クォーターは、千葉の意地をを見せてくれてよかった。

川崎はサブメンになると、とたんにちょっと不安になるのが気の毒なところ。

辻とファジーカスの代わりがいないし(だから今回、デービスや野本、鎌田、谷口の活躍が収穫だったんだろうけれど)篠山と藤井ってまったく別にタイプなんだよね。

ガードが藤井と辻になると、ゲームメイクがただのイケイケどんどんになるからな。

 

そうは言っても、藤井はけっこう好き。

こういうエースタイプの選手はディフェンスは手を抜いたり、流れが悪いとやる気がなくなる人が多いけれど、藤井は常に前向きに全力でプレイしているところがいい。

藤井はこのまま常に全力で「自分自分自分×100」で頑張って欲しい。

 

感想としては「篠山、辻、ファジーカス頼みのチームから、川崎は脱却できるかも」という一戦だった。

 

1月27日(土) 川崎85✖ - 〇88千葉

展開としては昨日の両チームの立場が入れ替わったような……と解説されていたけれど、昨日の五倍くらいは心臓に悪い試合だった。

バスケットこえええええ!!!!

会場の雰囲気も何だか異常だった。

一回、勢いに乗ってしまうと、誰にも止められない濁流のような流れが生まれてしまう。千葉は、バスケの怖さが改めて身にしみたと思う。

自分が選手・スタッフだったら、余り勝った気がしないだろうな。あんなに何もかもが敵に回って自分を苦しめる感覚って、何だかトラウマになりそう…。

 

良かったのは、西村がだいぶ気持ちを切り替えてきたところ。

今日は前日の反省を生かして、上手くチーム対チームに持ち込めたと思う。さすがだ。

 

川崎は辻の負傷は気の毒だった。

ファジーカスは勝手にキレて勝手に腐ってやがる。いくら実力があっても、こういうところを見ると好きになれない…。

この二人を欠くと決定的な攻め手が見つからないのが、川崎の苦しいところだ。

天皇杯の三河戦がこんな感じだったなあ。

 

まとめ

両チームとも、最後の最後で詰めが甘くなってしまったのは残念だった。

展開としては大盛り上がりだし面白いんだけれど、こういう展開になるのは、相手がどうこう、自分たちの実力がどうこうじゃなく、やっぱりメンタル面の問題じゃないなあと思う。

特に千葉は、ファジーカスの最後のスリーが入っていたら、大逆転劇になってしまうところだった。あれもパスミスをスティールされて、攻撃が始まったよね?

もしかしたらこんな中途半端なギリギリの勝利よりは、きっちり負けたほうが後のためには良かったかも。

リーグ優勝のためには、どんなに大勝していても気持ちが緩んだらダメだ、ということを勝ち星ひとつ落としてでも、学んだ方が良かったかもね……と、試合後の西村の厳しい表情のインタビューを見て思いました。

あれを見ると「結果オーライ」では済まさない感じなので大丈夫か。

 

この苦い勝利で、また一歩優勝目指して進んでくれ。

ゴー、ジェッツ!!

 

メインブログで「千葉ジェッツの奇跡」の感想を書いて、試合の宣伝をしたらこんな展開になった……。もう大人しくしていたほうがいいのかと思ったよ…orz

本は面白いので、興味のある方はぜひ♪♪

www.saiusaruzzz.com

 

スポンサーリンク