うさるのバスケを素人目線であーだこーだ

「お前らの常識は通用しねえ。素人だからよ」 たぶん東地区多め。

【Bリーグ第20節】2018年2月17日(土)18日(日)千葉ジェッツVSアルバルク東京 反省会

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ついにやってきた。一位アルバルクとの戦い。仮想プレーオフ。しかもホーム。

負けられない戦いがそこにある。

土曜日は仕事だったので、15時くらいからソワソワして仕方なかった。

羽生くん、オリンピック連覇なるか?? という世間の波には完全に乗れていない。

でも、羽生くんの演技も素晴らしかったですよ♪♪ 金メダル、おめでとうございます!

 

夕飯を食べ終わってから、テレビの前に陣取ってスポナビで視聴。

結果は……。結果はあああああ………orz

 

17日(土)千葉ジェッツ 65✖ - 〇79 アルバルク東京

アルバルクというチームは、本当にたいしたものだと思った。

もちろん強いから、というのはあるけれど、自分たちが考える勝利への道筋がマーカーペンで引っ張られているみたいに可視化されている。それが上手くいくかいかないかは、また別の話でしかなくて。

こういう道筋がはっきり見えていれば、上手くいかなかくて負けたときも「それは何故なのか? 何が悪かったのか? どこをどう修正すればいいのか?」ということをチームとして共有できる。

その考え、経験則を積み上げて、勝利の再現性を高めていく、というのがチームとして一番重要なことだと自分は思う。

一戦一戦の勝ちもとても重要だけれど、負けてもそれをデータとして蓄積できる、そのデータベースがあるかどうかはチームとしてとても大事。

どんなに強いチームでも負けないチームはない。

戦っている選手はそう思っては絶対にいけないんだけれど、勝敗が決した後や指揮官としては「負けて得る戦い」があってもいいと思うんだよね。というよりは「負けた試合からも、勝利の再現性を高める何かを得なくてはいけない」というか。

 

自分が下位のチームに対して疑問に思うのは、そういう方向性がまったく見えないことだ。「勝利の再現性を高める」以前に、「高めるためのもの」自体がない。

一戦一戦についてただ勝った負けたで終わっても、常に波にのれるかどうかのギャンブルをしているだけになる。

アルバルクは歴史もあるし、資金力もある。個人スキルも高い選手がそろっている(そろえられる)とか好条件だから、「土台から作らなきゃならない」他チームと比べるのは気の毒だとは思う。ヘッドコーチの力だけでは何とかできない部分も多いとは思う。

でもBリーグ、日本バスケ全体のレベル上げのために何とか頑張って欲しい。

プロスポーツとしては、東地区くらいの戦いでようやく「お金を払っても観に行きたい」というレベルだと思うんだよ…。

 

何が言いたいかというと、ルカはすげええええということが言いたかった。

17日(土)の惨敗は、アルバルクに負けたというよりはルカに負けたと思った。ルカの手のひらの上で踊っていただけだったよ。

 

第一クォーター 15-22

挨拶代わりのカークのダンクから始まる。

ええ~~、いきなりですかい。というよりは、なぜカークがそんなに簡単に空く?? なぜ、そんなに深く侵入される??

カークのマンツーはエドワーズなんだけれど、前半は再三再四このパターンが続く。

何故かゴール下に誰もいない。アルバルクのインサイドはやりたい放題。ついでに田中もやりたい放題。スリー打ちたい放題、ドライブし放題。

なんでゴールまでの道筋が、あんなにきれいに空いてしまうのか。

 

アルバルクはスペースの空けかたが上手い。

インサイドを空けたい場合は、アウトラインに大きく広がってマークマンを外に連れ出す。高い位置でスクリーンをしかける。もうあとは無人の荒野が広がっているから、スクリーンをもらった選手が行くなり、スクリーンをかけたあとピック&ロールでゴール下まで行ったり、いくらでも選択肢がある。

言葉にするとあっさり説明ができるんだけれど、これをありとあらゆる場所で網羅し、細かい変形パターンみたいなものも織り交ぜているし、おまけに誰がどういくのか、どこで仕掛けるのか、という個々の判断も、お互いの意思疎通もばっちりだからこれだけ綺麗に上手くいく。

五人の人間が、これだけ瞬間的な動きに対して、同じ意思を持っているかのように動けるなんて。

この試合のアルバルクのオフェンスは、芸術品のようだった。ダンスとかマスゲームを見ているかのような感覚に陥る。

 

千葉は残念ながら、アルバルクのこの意図にまったく対応しきれない。

マンツー相手についていってまんまとスペースを空けてしまう。他の選手と連携がとれずにカバーに行けない。誰かがいく、誰かがここにいるはずと思い込んで、誰もいない。そういうことが多かった。

エドワーズのところがスペースが空くように狙われていた。前節のグラウジーズ戦でも同じパターンがあったから、エドワーズの癖なんだろうな。

第一クォーター、西村がドライブで抜かれたときに「え??」っていう顔をしたのは、エドワーズがゴール下にいないのはありえないからだ、とバスケ歴十ン年の相方(別に上手くはない)が言っていた。

そこを見つけて徹底的に突いてくるルカ。鬼かよ。

ただこれはエドワーズだけが悪いわけじゃなく、マンツーの相手につくのが悪いことではないんだから、他の選手がカバーやヘルプ、声かけをして全員で守れれば問題ない。結局はコミュニケーションの問題じゃないないか、と思う。

 

第二クォーター 17-21

中盤くらいから、千葉もディフェンスが上手くいく場面が増えてきた。ちゃんと修正してくる。こういうところはさすがだ。

ただミスが多いよなあ。

おっ、上手くのれそう! と思ったところでミスが出てターンオーバー、という場面が多すぎた。

 

第三クォーター 13-18

第四クォーター 20-18

ディフェンスは修正できているんだけどなあ。

なんだろう、後半はグダグダだったな。

安藤が最後まで追いかけたルーズボールを、千葉サイドがみんな棒立ちで見ていたとき、今日はもうダメだなと思った。

 

18日(日) 千葉ジェッツ 79〇 - ✖69 アルバルク東京

びっくりしたよ、まさかまさかの西村の離脱。

ポイントガードが阿部しかいないじゃん!!

ライオンズもいるけれど本職じゃないし、オンザコート枠を使うし。オンザコート1のときは阿部が出て、2のときはライオンズというローテーションで行くしかない。

というより、西村が出ないと自分がジェッツ戦を見る動機が七割くらいなくなるんですけれど……。

昨日の様子を見ると勝てそうもないし、今日はもう見るのやめようかな…。

 

そんな風に思っていて本当に申し訳ありませんでした!!

 

最初から気迫のこもったバスケで良かった、素晴らしかった。逆境だからこそ、目にもの見せてやる。これぞエナジー(←気に入った)ですな。

というより、小野のゴリゴリのポストプレイとか、ボールに対する執着とか、石井のドライブとか、えええこんなオプションもあったの??というのをいくつも見せられた。なんでいつもやらないんだろう??

石井はまあ、富樫や西村がいるときは自分の役目に徹しているというのがあると思うけれど、小野はあれくらいガンガンいっていいと思うんだけれどな。

ボールに対してもこれくらい常にガツガツ行って欲しい。こういうエナジーを見せられると、試合の勝ち負けに関係なく、「応援してよかった!」と思えるんだよね。

 

【Bリーグ第18節】2018年2月3日(土)滋賀レイクスターズVS千葉ジェッツ シーホース三河VS栃木ブレックス 感想まとめ

この試合のブレックスは、本当によかった。

 

解説の人がアルバルクの田中を見て「こういう個人で局面を打開できる力や、個の主張ができる選手が日本にも欲しい」と言っていた。

個人的には良し悪しだよな、と思う。

アルバルクくらい強固な基盤があって、それでも理屈通りには上手くいかない局面でこういう力は必要だとは思うけれど。

エースじゃないのにこういうプレイされると、チーム全体がおかしくなるから勘弁して欲しいとも思うし。

そういう自他ともにエースと認めていて、強い基盤を持つチームが危機に陥ったときにエナジー(!!)を与えてくれる選手は確かに欲しいね。

日本だと比江島、田中、富樫、辻辺りがそうなのかな?? 

 

ルカは就任一年目で、ここまでシステマティックなチームを作り上げたのか。

全日本チームにも参加しているみたいだから、ぜひ強くしてほしい。

ベンチの様子を見ていると、二戦目は落としてもいいだろう、くらいのテンションだったのかな?と思うけれど。

まあ、プレーオフでまた会いましょう。

hangtime Issue.002

hangtime Issue.002

 

 富樫も三月には復帰するかな~~。

 

(追記)

大事なことを忘れていた。

ジャンボくん、お誕生日おめでとう~~~~!!!!

ライオンズ画伯の絵、わろーた。

あと辻選手も、Bリーグ通算1000本シュート達成おめでとうございます♪♪

 

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