うさるのバスケを素人目線であーだこーだ

「お前らの常識は通用しねえ。素人だからよ」 たぶん東地区多め。

【Bリーグ第19節】2018年2月10日(土)アルバルク東京VS川崎ブレイブサンダース 富山グラウジーズVS千葉ジェッツ感想まとめ

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東地区一位アルバルク対三位の川崎。

どちらも負けられない一戦だ。

アルバルクは馬場、小島が負傷、川崎は辻が負傷。

どちらも主力メンバーに怪我人がいるが、アルバルクに分があるかなあ。

小島、馬場は主力とは言えど、抜けてもアルバルクにとっては致命的というほどではない。というよりは、誰が抜けても高性能で機能するシステマティックなチーム力がアルバルクの一番の強みだ。

対して、川崎にとって辻が欠けるのは、大黒柱が一本抜かれたも同然だ。厳しいゲームになりそう。

 

と、思いきや……。

 

アルバルク東京 65✖ - 〇94 川崎ブレイブサンダース

あれ?? 辻が出ている。

怪我をしたのは二週間前だよね?

一節休んだだけで、復帰したようだ。すごい回復力だ。というよりは、チームの中で自分がどういう位置づけか分かっていて、がんばって出てきたんだろうな。

そしていきなり挨拶代わりのスリーポイント。

この始まり方が良かったのか、川崎はチーム全体が勢いづいて止まらない。

第一クォーターはまったくボールが落ちない。打つ側から、どんどんボールがゴールに吸い込まれていく感じ。

個人的にはファジーカスがディフェンスをちゃんとやっていたことにびっくりした(←ひでえ)おいおい、いつもやらないじゃん、というよりは、やっぱりやればできるじゃん!!

 

もっとびっくりしたのは、あれほど高性能のチーム力を誇っていたアルバルクの崩れ方だ。アルバルクでも、流れを手放すとこんなになってしまうんだ??? バスケこええええ。

第一クォーター35-15って……。見たことないよ、こんな点数。

結局、この日は最後までアルバルクに流れが戻ることはなかった。それなりに立て直そうと頑張ってしたし、全部が全部悪かったわけではないんだけれど、一度崩れたものをその場で立て直すって難しいね。

いつもは感情的なパヴィチェヴィッチヘッドコーチが第四クォーターでは、椅子に座ってじっとしていた。もうこの試合は仕方ないと見切りをつけて、明日に照準を合わせていたのかな。

怒っても騒いでも仕方がなければ、騒がない。こういうのを見ると、「あのアルバルクの合理的なシステムを指揮しているだけはあるな」と思う。性格が出るよね。

 

川崎はいい時はいいんだけれど、今いち安定しないんだよな~~。今回もこれだけ大差をつけているのに、サブメンが出てきた途端何だか危なっかしい展開でハラハラした。

サブメンも一人一人の力はそれほど悪くないと思うんだけど、何だか全体で噛み合っていない。というよりは、まとめ役がいないんだろうな。

藤井はそういうところ、本当下手くそだよな。オフェンスもディフェンスも常に全力、常にアクセル全開なところは大好きなんだけれど。

これは組み合わせ方が悪いんだと思う。誰かの指揮下にいてこそあの暴走気味のプレイも輝くんだけれど。かといって篠山が出ずっぱりになるわけにもいかなしなあ。

北ヘッドコーチも悩むところだろう。

 

11日(日)の二戦目は川崎が大敗したのね。

こんだけ大差で負けても、負け癖がつかず、サッと修正してくるところはすごい。

 

富山グラウジーズ 90✖ - 96〇 千葉ジェッツ

千葉はちょっとミスが多かったなあ。富山も多いからトントンで済んでいたけれど、もっと強いチームだったらそうはいかない。

第一クォーター、西村がドライブで抜かれたときに「え??」っていう顔をしたのは、エドワーズがゴール下にいないのはありえないからだ、とバスケ歴十ン年の相方(別に上手くはない)が言っていた。

エドワーズがゴール下にいなかったのは、マンツーの相手がスリーを打てるから警戒して判断が遅れたんじゃないか、それにしてもゴール下が空いているというのはありえないそうな。

こういう「バスケの基本」みたいなのをまずはきちんとやらないといけないよね。

もちろん判断ミスは誰にでもあると思うけれど、こういう「ディフェンスの構造の基本」みたいなものを自分の頭で理解しているか理解していないかで、こういうミスする確率が減ったり、素早く適切な判断ができるようになると思う。

 

富山の試合をちゃんと見たのは初めてだ。

宇都はすごい選手だと思うんだけれど、あくまで個人スキルが優れているという印象。何となく比江島を彷彿させる。

ツースリーのゾーンで、0度からゴール下に侵入されたりと何だかよく分からないシーンがあった。滋賀と一緒でチームがチームとして機能するにはもう一歩足りない、という印象だ。

東地区のチームは巧拙や、うまくいくいかないはあれど、「自分たちのチームはこういうチームでこうやっていく」という方向性がはっきりしているチームが多い。

チーム自体がまだ若いから、土台がまだ固まっていないし、模索している段階に見える。

強いチームを相手にコンスタントに勝ち星を上げていくには、まだちょっと厳しい状況かもしれない。

この辺りはチームとしての好き嫌いは関係なく、Bリーグを盛り上げるために頑張って欲しいなあと思う。

全チームが東地区上位チームレベルになって初めて、ファン層も広がってリーグ戦も盛り上がると思う。既存のファンも優勝争いに食い込むようになれば、いっそう応援に熱がこもると思うしさ。

 

というわけで、来週はジェッツはホームでアルバルク戦だ~~。めっちゃ楽しみ~~!!

がんばって応援せねば。

 

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